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湯原和夫展 存在の自由区 2008年/神奈川県立近代美術館 葉山

現代彫刻の変革者
湯原和夫展
存在の自由区
2008年10月18日-2009年1月25日 神奈川県立近代美術館 葉山
 
湯原和夫は古典的な彫刻では使用されなかったような素材、たとえばフェルト、ガラス、鏡面ステンレス、あるいはコンクリートの敷石、ガードレールといった素材を見出し、物の存在をひたすら突き詰めて、その根源に近づこうとしつつ、作品の物質性を豊かに開いていきます。物がそこに在るという、一面ではひどく素っ気ない存在の様態を、美術のものに転化し、もともと物に過ぎない作品を、それ自体で自律する強固な作品空間に変容させてゆきます。その作品世界は、禁欲的であると同時にエレガントであり、またどこか官能的ですらあります。
展覧会では、近年制作された立体作品を中心に、新作の壁掛けのペーパー・ワークなどを展覧。
図録にはそれら、彫刻28点、ペーパー・ワーク23点 計51点の作品が収められています。
◆サイズ◆
(縦)28.7cm (横)22.8cm (厚さ)1.4cm
(頁数)101ページ
重量:665g

 

 

 

画集 図録◆湯原和夫展 2008年/存在の自由区/現代彫刻の変革者/神奈川県立近代美術館 葉山/抽象彫刻/立体作品/

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